長崎さるくガイド 59人が新規研修

開講式終了後、長崎の観光を取り巻く現状について講演があった研修初日=長崎市、長崎純心大地域連携センター

 長崎市のまち歩き観光「長崎さるく」でコースを案内する「長崎さるくガイド」について、本年度の新規研修開講式が7日、長崎市扇町の長崎純心大地域連携センターであった。
 長崎国際観光コンベンション協会が毎年開催。本年度は同協会が地域連携協定を結ぶ長崎純心大の学生36人を含む計59人が受講する。初日を含む計5日間、座学や実地研修でガイドの仕方などを学ぶ。
 開講式では同協会の森下浩昭観光振興局長兼国内誘致・さるく推進部長や、同大の片岡瑠美子学長があいさつ。受講生を代表し同大こども教育保育学科3年の西橋宏美さん(21)=同市中川2丁目=が「長崎で小学校教諭になるためにも地元の魅力を理解したい」と決意表明。「長崎の魅力を再発見し、自分の声で日本や世界に発信しよう」と呼び掛けた。
 式終了後、市観光推進課の浦川信一係長が「これからの長崎観光」と題し講演。人口減少による経済活動の低迷を受け、交流人口拡大の重要性を説いた。

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