「絵本で想像力豊かに」 作家サトシンさん、雲仙で講演

子どもらに絵本の大切さを伝えるサトシンさん=雲仙市、国見町文化会館

 絵本作家のサトシンさんの講演会が7日、長崎県雲仙市の国見町文化会館であり、親子連れなど約200人が読み聞かせや歌などを楽しんだ。
 市教委が絵本を育児に活用してもらおうと、メディア安全教育支援の一環として主催。サトシンさんは新潟県出身で2006年から絵本作家として活動。代表作に「うんこ!」「わたしはあかねこ」などがあり、絵本を題材にした歌も発表している。
 子どもたちは、声を合わせて絵本のせりふを読み上げるなどして、サトシンさんと一緒に絵本を楽しんだ。手のひらに本があるという設定で空想の話を作っていく「おてて絵本」遊びにも挑戦。サトシンさんは「絵本は想像力を豊かにしてくれる。人と違ってもいいんだよ。自分を好きになれたら人にも優しくできる」と呼び掛けた。

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