ツインズ・ピネイダが禁止薬物使用により60試合出場停止

日本時間9月8日、コミッショナー事務局はツインズの先発右腕、マイケル・ピネイダに60試合の出場停止処分を科したことを発表した。ピネイダは薬物検査の結果、ヒドロクロロチアジドに陽性反応を示し、メジャーリーグの薬物規定に違反したという。今回の出場停止処分は直ちに適用され、ピネイダはレギュラーシーズンの残り試合とポストシーズンへの出場が不可能となった。

ツインズは「マイケル・ピネイダがメジャーリーグの薬物規定に違反して出場停止処分を受けたことを知り、落胆しています。我々は禁止薬物を球界から排除しようとするメジャーリーグのポリシーを尊重します」との声明文を発表。ロッコ・バルデリ監督は「彼を失うのは、間違いなく大打撃だよ。彼はフィールドの内外でチームにとって大切な戦力だったからね」と率直な心情を吐露した。

メジャーリーグの薬物規定によると、選手側に全く過失がないことが認められれば、出場停止処分は軽減される。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、当初、ピネイダには80試合の出場停止処分が科される予定だったものの、ピネイダの異議申し立てが認められ、出場停止処分が80試合から60試合に軽減されたことを伝えている。

トミー・ジョン手術からの復帰1年目となった今季、ピネイダはここまで26試合に先発して11勝5敗、防御率4.01をマーク。特に後半戦は9試合に先発して5勝1敗、防御率3.06という安定した成績を残していただけに、レギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンの戦いに向けて、ピネイダの離脱はツインズにとって小さくないダメージとなるだろう。

今季のツインズは、ここまでの141試合のうち、8試合を除いてホゼ・ベリオス、カイル・ギブソン、マーティン・ペレス、ピネイダ、ジェイク・オドリッジの5人が先発してきたが、今後はピネイダの穴を若手投手で埋めなければならない。今季デビュー組のルイス・ソープ、デビン・スメルツァー、ランディ・ドブナックといった投手たちが、今まで以上に大きな役割を担うことになりそうだ。

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