県民歩こう運動推進大会が8日、滑川市スポーツ・健康の森公園陸上競技場を発着点に開かれ、子どもから大人まで約600人がウオーキングを楽しんだ。
歩くことを通じた健康づくりの普及・推進を目的に、同運動推進委員会(委員長・石井隆一知事)が開き29回目。
出発式で石井知事や上田昌孝市長らがあいさつ。ゲストの陸上元日本代表の朝原宣治さんが「運動と食事、休養はトップアスリートにとっても一番大事なこと。皆さんもウオーキングの後に実践してほしい」と笑顔で呼び掛けた。北京五輪男子400メートルリレーで獲得した銀メダルも披露した。
参加者は朝原さんの指導で準備体操し、スタート。行田公園などを通る約6キロ、柿の木公園で折り返す約3キロの2コースに分かれて歩いた。参加者に県産のニンジンとピーマン、タマネギがプレゼントされた。健康講座などもあった。
市と県は東京オリンピック機運創出支援事業として、朝原さんが講師を務める児童向けの陸上教室を同競技場で開いた。