大谷が17号含む3安打5打点の活躍 エンゼルス逃げ切り

【エンゼルス8-7ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

ついに大谷翔平のバットが火を噴いた。今季初の「4番・指名打者」で先発出場した大谷は、初回に先制のタイムリー二塁打を放つと、3回表に勝ち越しの17号3ラン、4回表にはライトへのヒットを放ったあと今季12個目の盗塁を決め、5打数3安打5打点1盗塁の大活躍。日本人選手では2012年のイチロー(当時ヤンキース)以来となる1試合5打点をマークし、チームの勝利に大きく貢献した。エンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニーは、6回6安打4失点とやや安定感を欠いたものの、打減の援護に恵まれて今季4勝目(4敗)。1点リードの最終回を三者凡退に抑えた4番手のハンセル・ロブレスは、今季20セーブ目をマークした。一方、敗れたホワイトソックスは、先発のディラン・コビーが大誤算。3回途中7安打7失点で今季8敗目(1勝)を喫した。

1回表に大谷のタイムリー二塁打で2点を先制したエンゼルスは、その裏にジェームス・マッキャンのタイムリー二塁打などで同点に追い付かれたものの、3回表に大谷の17号3ランなどで一挙5点を勝ち越し。5回裏にティム・アンダーソンのタイムリー二塁打とヨアン・モンカダのタイムリーで2点を返され、3点差に迫られたが、7回表にケバン・スミスの4号ソロでリードを4点に広げた。その後、7回裏に2番手のルイス・ガルシアがホゼ・アブレイユに30号2ランを浴び、1点差となったものの、8回裏を3番手のタイ・バットリー、9回裏を4番手のロブレスが三者凡退に抑えて逃げ切り。なお、3打席目までにサイクルヒットに王手をかけた大谷だったが、その後はピッチャーライナーと空振り三振に終わり、今季2度目の快挙達成はならなかった。

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