<レスリング>東京オリンピックへ向けてのランキング&シード・システム決まる

 世界レスリング連盟(UWW)は9月6日、2020年のランキングのシステム、東京オリンピックのシード・システム、2021~23年のランキング大会の日程を決め、公式ウェブ・サイトで発表した。

 来年のランキング大会は1月末と6月初めに実施し、3スタイル同時開催。他に、2019年世界選手権、2020年大陸選手権もランキングにからみ、オリンピック予選も上位2選手(出場枠獲得選手)にランキングのポイントが授与される。ポイントの多寡によって来年の東京オリンピックのシード選手が決まるが、各大会のポイント数は発表されていない。

 シード選手になるためには、最低2大会に出場していることが条件となっている。今年の世界選手権の場合、男子フリースタイル65kg級に出場する乙黒拓斗(山梨学院大)は昨年の世界選手権以外にランキング大会には出場しておらず、世界選手権の獲得ポイントのみで第2シードとなったが、東京オリンピックでは、こうしたケースではポイントが高くてもシード権を取れないことになる。

 2021~23年はランキング大会を年間4大会、3スタイル開催で実施することとした。地域性を考慮して、欧州2大会、アジア1大会、パンアメリカン1大会を実施するという。

© 公益財団法人日本レスリング協会