大相撲秋場所は8日、東京・両国国技館で初日を迎え、5月の夏場所で初優勝した朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=の優勝額が掲げられた。
優勝額は縦約3.2メートル、横約2.3メートル、重さが約60キロで、富山商業高校時代の恩師・故浦山英樹さんの名前が記された化粧まわし姿の朝乃山の写真が入っている。
朝乃山は中入り後の除幕式で土俵に上がり、向正面の天井近くに掲げられた額から幕が下ろされる様子を、引き締まった表情で見届けた。
観客席からは大きな歓声が上がり、カメラやスマートフォンで額を撮影するなどして、令和初となった幕内優勝力士の偉業をたたえた。朝乃山の額の隣には、名古屋場所を制した横綱鶴竜の額が並んだ。