神奈川県海老名市はこのほど、相模川沿いの中野多目的広場(同市中野)に無料のドッグランを開設した。公設ドッグランは市内初で、事前登録や予約は不要。市内外問わず誰でも利用できることから、愛犬家たちの新たな人気スポットになりそうだ。
同広場を拡張して整備したドッグランは8月29日にオープン。広さは約1千平方メートルで、周囲に高さ1メートルの柵を設置。犬のリードを外し自由に遊ばせることができる。近隣の中野公園(同)の無料駐車場が利用可。朝夕は川風が吹き、地面に茂った草が犬の足腰に優しいなど、河川敷に立地する利点が生きている。
市文化スポーツ課は「河川敷のため(法規制などで)遊具などは設置できないが、ドッグランを通じて出会った人同士のコミュニティーが広がる場所になれば」と期待する。
同広場の拡張整備は2009年策定の基本計画に基づいた事業で、地元要望なども踏まえて実施。同広場北側の河川敷5200平方メートルを平らにするなどの工事を施し、ドッグランほか、3千平方メートルの多目的広場も整備した。19年度当初予算に関連経費500万円を計上している。