不登校の「その後」 市民団体が第2号事例集

びーんずネットが発行した不登校インタビュー事例集の第2号

 不登校や親子関係をテーマにセミナーなどを開催している市民団体「びーんずネット」(川崎市高津区、金子あかね代表)が、不登校の当事者らの話をまとめた事例集「雲の向こうはいつも青空」の第2号を発行した。

 金子さんの一人息子は6年前の小学3年生の時、突然不登校になった。金子さんと夫の純一さんは思い悩む中で、同じ境遇に置かれた保護者同士がつながることの重要性を痛感し、昨年3月に同ネットを立ち上げて活動を始めた。

 事例集は今年3月に第1号を刊行。「不登校になった子どもがその後どうなるのか、知りたい保護者は多いはず」との思いからだった。実際に金子さん夫妻も息子が不登校になった直後、そのような不安に襲われたという。

 今回の第2号は、夫妻が5月から7月にかけて、不登校や引きこもりを経験した人とその保護者ら7人にインタビューした内容を82ページにまとめた。それぞれの物語を丁寧につづっている。

 税抜き価格千円。同ネットのオンラインショップで購入できる。

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