「価値創造の場に」中小企業マッチングイベント開催 川崎

 独自のアイデアや技術を持った中小企業同士を結び付けるマッチングイベント「ビジックスワールド2019」が13日、川崎市産業振興会館(川崎市幸区)で開催される。

 約70の企業やNPO法人がブースを開くほか、横浜DeNAベイスターズ、湘南ベルマーレがそれぞれマーケティングやブランディングなどについて講演する盛りだくさんな内容になっている。県中小企業家同友会川崎支部・たま田園支部の主催で神奈川新聞社など後援。

 8回目の開催で、テーマは「トライ&イノベーション」。小湊宏之実行委員長は「単なる企業の展示会ではなく、実際に企業同士のコラボレーションが生まれ、新しい価値を創造できる場にしたい」と意気込む。

 ベイスターズの林裕幸経営・IT戦略部長は「横浜DeNAベイスターズのマーケティング~スタジアム満員の法則~について」、ベルマーレの水谷尚人社長は「湘南ベルマーレのブランディング戦略 『楽しめてるか。』~地域と創る湘南スタイル~」と題し、それぞれ講演。プロチームがスポーツの枠を超えてビジネスを広げてきた実例を紹介する。

 前日の12日には、同会場で「川崎市オープンイノベーションマッチングフォーラム」を開催。世界初のブラックホール撮影に貢献したエレックス工業(同市高津区)などによる技術プレゼンテーションなども行われる。

 小湊実行委員長は「中小企業でもイノベーションを起こせるんだということを体験してほしい。セミナーを聞くだけでも楽しんでいただけると思う」と来場を呼び掛けている。

 13日は午前10時~午後5時。12日は午後2~4時。入場無料。問い合わせは、県中小企業家同友会電話045(222)3671。

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