上野樹里の幼なじみ役を演じる俳優・きづき「自然と関係性が築けた」

現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9:00)で、上野樹里演じる主人公・朝顔の幼なじみで「もんじゃ焼きさぶちゃん」の店主・浅井三郎を演じている俳優のきづきが撮影のエピソードを語った。

同作は新米法医学者の朝顔(上野)と、父でベテラン刑事の万木平(時任三郎)という異色の父娘が、かたや解剖、かたや捜査によりさまざまな遺体の謎を解き明かしていく人間ドラマ。第8話のラストは、きづき演じる三郎の妻・結衣(松永ゆり子)が朝顔たちの法医学教室に遺体で運ばれてくる展開で、9月9日放送・第9話では、結衣は自宅の階段前で頭を打って死亡したことが判明する。解剖の結果、重篤な損傷は頭蓋骨と頸椎の骨折。2階から落ちたにもかかわらず背中の傷が少なく、上腕にはまったく傷がなかったのは、1歳の次男・陽斗(遠藤千空)を抱いたまま転落したからではないかと考えられた。検視官の丸屋(杉本哲太)は誰かに突き落とされた可能性を疑うが、第一発見者である三郎が結衣を殺すはずがないと朝顔が訴える展開が描かれる。

上野との共演にきづきは、「朝顔と三郎は幼なじみという役どころですが、最初はどうやって関係を築いていけばいいか悩みました。でも実際に上野さんにお会いすると、朝顔がいる!という雰囲気を出されていて、会話もよそよそしい感じがなく、昔からの知り合いなのかな?と思わせるくらい自然と関係性が築けました」と回想。

風間俊介の印象については「朝顔と桑原真也(風間)が昔から行きつけのうちの店にやって来るというシーンで初めてお会いしたのですが、風間さんはフランクに話してくれて、スタッフさんとの橋渡しもしてくれました。僕の役柄が、店主なのに店員にぞんざいに扱われる役で、突き飛ばされる演技をした時には、今のおおげさにしたよね?とか声をかけてくれて、場を盛り上げてくれましたね」とフランクさに感謝している。

また、家庭を持っている役柄だが「三郎の子どもの役が9歳と1歳の設定で、1歳の子は泣いちゃうこともあったのですが、上野さんが自然体で場を和ませてくれました。ほかには雨で撮影が休止していた時も、ロケ先のお店の人に声をかけて上野さんが率先してお好み焼きを焼いてくれて、みんなで食べて楽しかったですね」と撮影のエピソードを明かした。

最後に「8話の最後で三郎の奥さん役の結衣が死んでしまうということもあり、これまでと違って朝顔の身近の人が亡くなってしまうという新しい展開になります。これを朝顔がどう受け止めて変化していくのかが見どころです」とアピールしている。

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