眞島秀和は山中崇がいないとダメ!?「『崇、こっちおいで』とよく呼ばれた(笑)」

ABCテレビとTSUTAYAプレミアムで放送・配信中のドラマ「サウナーマン~汗か涙かわからない~」(ABCテレビ=日曜深夜1:57、関西ローカル)の「TSUTAYAプレミアム×ドラマ『サウナーマン~汗か涙かわからない~』×フォトブック『MH』先行発売スペシャルトークイベント」が開催され、主演の眞島秀和、市井昌秀監督、そして共演の山中崇が登壇した。

本ドラマは、オレンジ色に火照った男たちの汗が滴り落ちるサウナを舞台に、10年間涙を流していない黒柳ヨシトモ(眞島)がサウナにやって来るさまざまな客たちの熱い人間模様を通じて心を取り戻していく、全10話30エピソードによる人情ドラマ短編集。脚本を読んでから実際に撮影に臨んでの印象の違いについて眞島は「監督のこだわりの“間”であったりとか、実際の撮影の方が面白くなっていきました。撮影後半にいくにつれ、(山中)崇とは大変になっていく役柄だったので、お互いに励まし合いながら臨みました」と振り返った。

その山中は「眞島さんは主演の一人部屋の楽屋でしたが、撮影中は『崇、こっちおいで』とよく呼ばれて(笑)。お昼を一緒に食べたり、セリフ合わせをしたり。その時間がドラマの空気感にもすごくつながっていますね。番組終わりのTSUTAYAプレミアム配信の告知撮影にも急きょ呼ばれたりして、僕がいないとちょっとアレなのかな…?」と真島に尋ねると、眞島は「呼んでしまいがちなんです…、崇がいると安心できるんです(笑)」と胸中を明かした。

イベントでは、山中が大活躍(?)する9月15日放送・第8汗の場面写真も先立ち公開。山中と森下能幸と横並びの写真から始まり、ハグをしあい、そしてキスする展開に会場からは思わずどよめき声が上がった。このシーンの撮影について山中は「もちろん覚えています。森下さんが、『奥さんとどう知り合ったか』という話で。僕が奥さん役をやっているのですが、森下さんに甘い言葉をささやかれて、ほれてしまい…アドリブでこうなるという(笑)」と説明。市井監督は「本当にびっくりしました。リハーサルでアドリブを入れることはよくありますが、これは本番でやっていましたからね」と述懐。そのシーンの後に真顔で2人の様子を見つめなければならない眞島は「本当に本番で真顔を保つのが大変でした…。でもね、崇の右手の置き方がすごく好きなんです、あと森下さんの左手も。ぜひ、第7汗、第8汗はつながりがあるので一連で見ていただきたいです」と力強くアピールした。

さらにイベント中盤では、共演のフィガロ・ツェン、水間ロンもイベント会場に駆けつけ、水間は「お二人ともプライベートでもお世話になっている先輩方なのですが、現場では緊張感もあり密室の空間で恐れ多かったです。偉大な先輩方なので緊張しました」とコメント。フィガロも「とってもいい経験でした。いつもサポートしていただいてありがとうございました」と感謝した。そんな2人について眞島は「ロンくんは後輩として知っているし、久しぶりに一緒に芝居をしてどんどん成長していると実感しました。フィガロさんはこれまでにも海外でいろいろな現場を経験さているのが芝居のキレからも感じられて、本当にカッコよかったです」と絶賛。市井監督も「この2人が登場する回も面白かったんです。中国人役の2人がケンカをするシーンがあるのですが、まるで外国で撮影してるような気分にさせられましたね。オリジナルエピソードにも出演してますが、それも僕的には大好きで、非常に面白いです」と明かした。

そして、イベント後半で眞島の初の写真集となる「MH」を手に取った市井監督は「本当にね。色気がすごくて。香りまで感じられるような気がします。吸い込まれる。抱かれたい」と絶賛。撮影を担当したsaiは「シチュエーションを変えることで役者さんは動きやすいかと考えました。なかでも古いホテルで撮影した時の眞島さんの“魔性の雰囲気”がすごい。眞島さんの動きも相まって、まるで映画の撮影をしているような気になりました」と撮影当時を振り返った。その眞島は一番のお気に入り写真について、「正直にいうと、表紙の写真が好きですね。そのほかにもロングインタビューも掲載されているので、自分自身で読んでいても、昔の話が引き出されていて懐かしく思うこともあり、そういうことがあって役者としての今があるのだなと初めて実感できました。ぜひ、そこも読んでいただきたいですね」とアピールした。

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