お年寄りにさわやかな気持ちで敬老の日（16日）を迎えてもらおうと、県理容生活衛生同業組合（船津博司理事長）は9日、川崎市高津区の養護老人ホーム「川崎市恵楽園」で散髪などのボランティア活動にいそしんだ。
同組合の高津・宮前支部の理容師約40人が参加。足腰が弱く外出が難しい入所者約100人に対し、無料で髪を整えるなどした。理容師との話を弾ませた入所者は、仕上がり具合にも満足げな様子だった。
全国の理容店オーナーで組織する全国理容生活衛生同業組合連合会は9月の第2月曜日を「理容ボランティアの日」と定め、全国一斉に理容ボランティアを実施しており、この日の取り組みはその一環。同組合の嘉山兼則副理事長は「入所者の方には散髪だけでなく、若い理容師との会話を楽しんでもらっており、今後も続けていきたい」と話している。
