地域審議会は本年度末まで 協議会長に役割移行 南砺市議会一般質問

 南砺市は市長の諮問機関として2004年から設けてきた地域審議会について、本年度末までの設置期間を延長しない方針を示した。役割を地域づくり協議会長や個別の案件に応じて開く協議に移行する。川原忠史氏の一般質問に齊藤宗人副市長が答えた。

 審議会は合併特例法の規定により創設された。市では04年から15年までだった設置期間を2回延長。庁舎統合などを議題に、各地域の合意形成の場として住民の代表が協議してきた。

 4月に小規模多機能自治が始まったことを踏まえ、地域づくり協議会長を地元の意見をまとめる代表と位置付ける。庁舎跡地活用を含めた活性化策について旧4町ごとに設けた「まちづくり検討会議」の提言実現についても、協議会長が代表となり地元の合意を図る。

© 株式会社北日本新聞社