ジャイアンツ・クエイト 戦列復帰初戦を白星で飾る

【パイレーツ4-5ジャイアンツ】@オラクル・パーク

ジャイアンツに通算125勝の実績を誇る、頼れる右腕が戻ってきた。トミー・ジョン手術により長期離脱を強いられていたジョニー・クエイトが、昨年7月28日(現地時間)以来となるメジャー復帰。その復帰初戦で、5回69球を投げて被安打1、奪三振4、与四球1、無失点という安定したピッチングを見せ、昨年4月28日(現地時間)以来の白星を手にした。ジャイアンツは5回までに5点を先行してクエイトを援護し、リリーフ陣が8回表に4点を失ったものの、1点差で逃げ切り。1回1/3を無失点に抑えた6番手のショーン・アンダーソンがメジャー初セーブをマークし、パイレーツ先発のミッチ・ケラーは5回5失点で今季4敗目(1勝)を喫した。

復帰登板となったクエイトを早めに援護したいジャイアンツ打線は、初回に一死二・三塁のチャンスを作り、スティーブン・ボートとブランドン・クロフォードのタイムリーで3点を先制。5回裏にはボートが9号2ランを放ち、リードを5点に広げた。8回表に4番手のサム・クーンロッドが二死一・二塁のピンチを招き、5番手のワンディ・ペラルタがメルキー・カブレラに2点タイムリー二塁打、ジョシュ・ベルに37号2ランを浴びて1点差に詰め寄られたが、アンダーソンが1点のリードを守り抜いて逃げ切り。クエイトの女房役を務めた4番のボートは、4打数2安打4打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

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