台風15号の影響で土砂崩れや倒木が起きた鎌倉市二階堂で11日、陸上自衛隊が土砂や倒木の撤去作業を行った。
二階堂では9日未明、約30メートルにわたって土砂崩れや倒木が起きて道路を寸断。約15世帯が通り抜けできなくなっている。
陸自は10日午後、県から災害派遣要請を受けた。11日午前8時ごろから、隊員約45人が重機やチェーンソーを使い、道路や民家の屋根に倒れた木などを撤去した。
木が自宅に倒れ、窓ガラスを突き破るなどの被害を受けた山根美穂さん(47)は「玄関を開けたら大量の木が目の前に広がっていて、ぼうぜんとした」と回顧。「お年寄りも多く暮らす地域。復旧作業が無事に終わるよう願っている」と話した。
県によると、作業は12日ごろまでかかる見込み。