知事ら100歳の入所者祝う 恵の丘原爆ホーム 「いつまでもお元気で」

中村知事(右)から100歳を記念した祝い状を受け取る入所者=長崎市、恵の丘長崎原爆ホーム

 老人週間(15~21日)を前に、中村法道知事や瀬川光之県議会議長らが11日、長崎市三ツ山町の恵の丘長崎原爆ホームを訪問し、本年度に100歳を迎える入所者の長寿を祝った。
 知事は、ホームを運営する「純心聖母会」4施設の入所者7人に「おめでとうございます」と声を掛けながら、祝い状や花束、記念品などを手渡した。
 知事は「皆さんには日本の発展と繁栄の基礎を築いていただいた。これからもお体を大切にし、いつまでも長生きしてほしい」とあいさつ。9人きょうだいの長女で、歌や南画が好きという平野良枝さん(100)が「こんなに長生きして楽しく暮らしている。本当にうれしい」とお礼の言葉を述べた。
 県長寿社会課によると、県内で本年度に100歳を迎える高齢者は前年度より26人増えて546人(1日現在)。100歳以上の高齢者は1519人で、いずれも過去最多となった。

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