ワールド・ゴールド・カウンシルが責任ある金鉱採掘原則を立ち上げ

ワールド・ゴールド・カウンシルが責任ある金鉱採掘原則を立ち上げ

AsiaNet 80486 (1713)

【ロンドン2019年9月12日PR Newswire=共同通信JBN】金業界の市場育成を目的とする組織であるワールド・ゴールド・カウンシル(World Gold Council)は12日、責任ある金鉱採掘原則(Responsible Gold Mining Principles)の立ち上げを発表した。

この原則は何を責任ある金鉱採掘とするのかについて消費者、投資家、金の下流部門サプライチェーンにとって期待されるものを明瞭に示す枠組みだ。ワールド・ゴールド・カウンシルは世界の大手金鉱山会社であるメンバーと協力し、金鉱発掘セクターにとって要となる環境的、社会的、ガバナンスに関する課題に取り組んでいると自分たちが信じる原則を立案した。

ワールド・ゴールド・カウンシルの目的は、責任ある金鉱採掘原則が広く認識された信頼できる枠組みとなること、これを通して金鉱山会社に自社の金は責任を持って生産されたのだという自信を持ってもらうことだ。同カウンシルは、消費者にとって環境的、社会的、ガバナンス的配慮がますます重要になってきていると認識している。

責任ある金鉱採掘原則は、単一の枠組みの下で既存の基準と文書を認め、整理することを意図している。

責任ある金鉱採掘原則を実践する会社は、第三者の独立した認証機関から外部の保証を得る必要がある。そのため、自分の買った金が責任をもって採掘、入手されたものだと金の購入者はさらに安心できる。

ワールド・ゴールド・カウンシルの理事会を代表してこのイニシアチブを監督したNewmont Goldcorpのゲーリー・ゴールドバーグ最高経営責任者(CEO)は「強力な環境的、社会的、ガバナンス原則の順守があらゆる責任のある金鉱採掘事業の主要部分を占めるべきで、これに従って中心となる業界関係者と共にカウンシルのメンバー会社は責任ある金鉱採掘原則を策定するために協力した。長い間メンバーが環境的、社会的、ガバナンスのパフォーマンス向上に焦点を当ててきたことを考慮すると、この原則の形式化は日常的な労働慣行が自然に進化した結果だ。メンバー会社だけでなく業界内でより広くこれらの原則が採用されることが私の望みだ」と述べた。

ワールド・ゴールド・カウンシルの最高財務責任者(CFO)、テリー・ヘイマン氏は「責任ある金鉱採掘原則で金と金鉱採掘業界に対する信頼を高めるのがわれわれの狙いだ。消費者、投資家、金の下流部門サプライチェーンは、自分の金が責任を持って入手されたと確信できるようになる。この原則は、2度にわたる協議の末200を超える機関や個人から得たフィードバックを取り入れ、金市場の効率的な運営を支援するよう作られている」と語った。

原則はこちらからアクセス可。

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編集者注

▽ワールド・ゴールド・カウンシル(World Gold Council)について
ワールド・ゴールド・カウンシルは、金業界の市場開発組織である。われわれの目的は、金の需要を刺激、持続させ、業界でリーダーシップを発揮し、そして金市場におけるグローバルな権威となることである。

われわれは権威ある市場洞察に基づき、金を担保とするソリューション、サービス、製品を開発し、幅広いパートナーと協力してアイデアを実行に移している。その結果、われわれは主要な市場分野で金の需要に構造的変化を生じさる。われわれは国際的な金市場の洞察を提供し、人々が金の資産保存性と、社会の社会的・環境的ニーズに対応した役割を理解するように支援している。

ワールド・ゴールド・カウンシルのメンバーには、世界をリードする最も先進的な金鉱山会社が含まれている。

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ソース:World Gold Council