BMWユーザーから厚い支持を集めるスタディ&ACシュニッツァー
数ある輸入車の中でも、凝り性なユーザーが多いことで知られるBMW。そんなこだわりの強いユーザーから支持されてきたのがBMW専門店の「Studie(スタディ)」であり、ドイツ本国のBMW社も認めるアフターパーツメーカー「AC Schnitzer(シュニッツァー)」だ。
というのも、スタディには、ACシュニッツァーでのフルチューニングを望むBMWユーザーが多く訪れる。そしてスタディは、そうした期待に応え続けてきたのだ。
ハイクオリティなACシュニッツァーの特性を熟知
1995年に設立されたスタディは、現在、東京、横浜、仙台、名古屋、神戸に店舗を展開している。
BMWのカスタマイズでは、日本を代表するメジャープロショップであり、海外にもその名は知られているほど。またカスタマイズやチューニングのみならず、メンテナンスや車両販売も行っており、文字通りBMWとミニに関することであれば、そのすべてをカバーするという頼もしいお店だ。
ちなみに東京・府中にあるスタディ東京には、ACシュニッツァーのショールームが併設されており、両者の深い結び付きをうかがわせる。
「ACシュニッツァーは1995年のスタディ設立当初から、もっとも人気があるブランド。我々としても、自信を持ってお勧めできるブランドです」
とは、今回取材協力いただいたスタディ東京の渡辺一輝氏。長きに渡ってスタディでメカニックを務めてきたBMWのスペシャリストだ。
では、BMWのスペシャリストから見て、ACシュニッツァーとはどのような魅力があるブランドなのだろうか。
「一番は高い信頼性ですね。安心して勧めることができるクオリティを持っているので。一番売れ筋のパフォーマンスアップグレードを例に挙げると、ずば抜けて品質が優れているといえます。他ブランドのサブコンピューターを付けていた方が買い替えることもよくあるほどです」
エアロやホイールなどは見るからに変化があるので分かりやすいが、目に見えない機能系パーツのフィーリングという面でもACシュニッツァーのアイテムは違いを実感できるという。それは、車高調に関しても同様のことがいえる。
「ACシュニッツァーの車高調を製造しているメーカーは自社ブランドでもBMW用を展開していますが、スプリングレートが違っていたり、少し味付けが異なります。さらに煮詰めている感じがあるんです。その少しの違いが“やっぱりACシュニッツァーはすごいな”って思えるところなんですよね」
スタディの提案でACシュニッツァーの右ハンドル用アイテムが充実
ACシュニッツァーの高いクオリティに設立当初からほれ込み、取り扱いを続けてきたスタディ。その構図はショップとパーツメーカーという立ち位置を踏まえると、よくあることのようにも思える。だが、ちょっと違うのが両者の関係性だ。その一例として挙げることができるのが、ACシュニッツァーの右ハンドル用のインテリアアイテムだ。
「ドイツは左ハンドルの国。20年くらい前まで、ACシュニッツァーのラインナップに右ハンドル用のフットレストがなかったんです」
そこで、スタディは日本輸入元の株式会社アドベントに右ハンドル用インテリアアイテムの開発を提案。その声に本国のACシュニッツァーが応えたことで、右ハンドル用のインテリアアイテムが充実していった。スタディはACシュニッツァーのアドバイザー的な役割も果たしてきたのだ。
ユーザーの要望に応えてきたBMWのセレクトショップ
設立当初から、スタディの主力商品であり続けてきたACシュニッツァー。そう聞くとACシュニッツァーのアンテナショップのような存在に思われてしまうかもしれないが、スタディは国内外のチューニングブランドのアイテムを豊富に取り揃えている。渡辺氏が「BMWのセレクトショップ」と表現する通り、特定のブランドに重きを置いているわけではない。ACシュニッツァーの取り扱いが多いのは結果論。目の肥えたBMWユーザーからの要望に応えてきた積み重ねによるものなのだ。
ACシュニッツァーがスタディの声に耳を傾けているのにも理由がある。スタディを信頼できるショップと認めているからであり、確かな技術力を評価しているからだ。
両者の根底にあるのは、ユーザーからの要望に応えたいという真摯な思いだ。その結果として魅力的なアイテムが生み出され、BMWのポテンシャルが引き出されていく。
もし自身のBMWに何か物足りなさを感じるのなら、スタディに足を運び、ACシュニッツァーのアイテムに触れてみてはいかがだろうか。