セミオが“名誉メープルシロップ王子”に!! 在日カナダ大使館が称号授与

突然目の前に現れた美しきセミの王子様と、さえないアラサー女子の7日間の純愛を描くテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ「セミオトコ」(金曜午後11:15)で、セミオ(山田涼介)が在日カナダ大使館から“名誉メープルシロップ王子”の称号を授与されることになった。

地上にある食べ物の中でセミオが最も愛するもの、それは「メープルシロップ」。 大川由香(木南晴夏)の部屋にやって来た日にその存在を知って以来大ファンとなり、どんな料理や飲み物にもドボドボと投入。由香からお手製のメープルシロップケースをもらってからは、首にかけて肌身離さず持ち歩くほどの溺愛ぶりで、セミオの毎日とメープルシロップは切っても切れない関係となっていた。

さまざまな料理や飲み物にメープルシロップをちょい足ししていくセミオに、最初は驚いていた「うつせみ荘」の住人たちも、回を追うごとにその影響を受け、メープルシロップ入りアイスティーや朝食のパンケーキwithメープルシロップは、いつの間にか定番メニューとなるに至った。さらに、第6話では、くぎこ(檀ふみ)&ねじこ(阿川佐和子)から「カナダ大使館から表彰されてもいいわよね、セミオくんは」「メープル王子なんて言ってタスキかけてね」というセリフまで飛び出した。

そんな中、由香の部屋にあるメープルシロップの写真を載せた「セミオトコ」公式Twitterの投稿に、在日カナダ大使館公式Twitterからの反応があり、ついにはメープルシロップのイメージアップ・普及に貢献したことが評価され、在日カナダ大使館から“名誉メープルシロップ王子”の称号を授与されることになった。

9月某日、在日カナダ大使館の広報部長マット・フレーザー氏が「うつせみ荘」を来訪。セミオを“名誉メープルシロップ王子”と任命するとともに、任命状とタスキの贈呈を行った。フレーザー氏は、納豆や味噌汁など、さまざまな食べ物に果敢にメープルシロップをかけ続け、周囲を驚かせながらもメープルシロップの認知度を高めたことに感謝の言葉を述べ、その「メープルシロップへの特別な愛情」を讃えた。さらに今年は、日本とカナダの外交樹立90周年という記念すべき年ということで、カナダ大使公邸のシェフが作った日本の伝統菓子にカナダのメープルシロップを融合した「ゆべし」と、オーツで作った「バイツ」が贈られた。

栄えある初代“名誉メープルシロップ王子”の称号授与に、セミオは「僕はこの地上に出て、幸せだなって思ったことがたくさんあります。まずは、おかゆさんに出会えたこと。そして『うつせみ荘』の皆さんと出会えたこと。そして、メープルシロップに出会えたことです! この先もメープルシロップを愛し続けたいと思います!」と喜びを爆発させた。

そして、9月13日に放送となる第8話はいよいよ最終回! セミオと由香を見守ってきた「うつせみ荘」の住人たちは、できるだけいつもと同じように明るく接することを誓い合う。セミオにとって最後の朝。みんなが気を使って無理をしていることに気づいたセミオは、「僕がこの世界にいられるのは今日までです。だから今までと同じように過ごして、おかゆさんと一緒に仕事に行って、そして手をつないで一緒に帰ってきます」と告げる。みんなに見送られ、工場へと出掛けたセミオと由香には、刻一刻と別れのときが近づいていた…。

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