相鉄12000系、都内へ着々 JR路線内で試運転

JRの路線内を試運転する相模鉄道の「12000系」=12日午前11時50分ごろ、JR武蔵小杉駅

 11月30日に始まる相模鉄道(横浜市西区)とJR東日本(東京都渋谷区)の相互直通運転に向けて、相鉄の新型車両「12000系」がJRの路線内で試運転を重ねている。相鉄は「車両の性能などを確かめて開通に万全を期したい」としている。

 相鉄によると、JR埼京・川越線用E233系も今後、相鉄の新設区間で試運転を実施する。直通運転では、途中駅の羽沢横浜国大駅で両社の乗務員が入れ替わるため、双方の車両を使って機器操作などの習熟度を高めるという。

 直通線(海老名-新宿)は、平日・土休日とも上下線計92本を運行。平日の上りは午前5時43分の始発以降、通勤時間帯が1時間に4本、それ以外が2~3本となる。ラッシュ時は一部の列車が大宮や川越、武蔵浦和、赤羽まで直通する。

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