鷹・千賀「チームが勝ったことが1番」 8回1失点の熱投でM12灯した!

8回1失点の好投で13勝目を挙げたソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】

7回の窮地はフォークの連投で連続三振斬り「先に点をやるわけにはいかなかった」

■ソフトバンク 3-2 西武(12日・メットライフ)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が、天王山で圧巻の投球を見せた。12日、敵地メットライフドームでの西武戦。勝ったチームにマジックが点灯する大一番で8回を投げて西武打線を4安打1失点に封じ、今季13勝目をマークした。試合後のヒーローインタビューでは「嬉しいです。余計なこと考えず、マウンドに集中するという気持ちで上がりました」と振り返った。

 序盤から快調にアウトを積み重ね、4回まではパーフェクト。5回に栗山に初安打を許して2試合連続ノーヒットノーランの快挙とは行かなかったが、6回までわずか2安打に封じた。

 7回には1死二、三塁の大ピンチを背負ったが、ここも栗山に対してはフォークの連投で空振り三振、外崎も空振り三振に切って窮地を脱した。試合後、千賀はこの場面を「あそこは外野フライでも1点、先に点をやるわけにはいかなかった。三振を狙っていった」と頷いた。

 グラシアルのソロなどでリードを奪った8回も続投。秋山に適時二塁打を許して1点を返されたが、8回4安打1失点、9個の三振を奪う熱投で13勝目を掴んだ。チームにも優勝へのマジック12が点灯した。まさにエースの力投を見せた千賀。「チームが勝ったことが1番だと思います。M12? まだまだ遠いなと思います。もう最後の最後、大事な試合が多いので自分の役割を果たせたら、と思います」と語っていた。(Full-Count編集部)

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