3発を放った前夜に続き、この男のバットから快音が鳴りやまない。
ソトが二回の第1打席で40号ソロ。2ボールからの3球目、144キロの内角直球を捉え、左中間スタンドへ持っていった。「手応えは良かったが、スタンドまで届くとは思わなかった」
昨季は41本で本塁打王。外国人選手の2年連続の40本塁打以上は、球団では2003、04年のウッズ以来2人目だ。「個人的にはうれしいけど、優勝を目指して戦い続けている。レギュラーシーズンが終わるまで個人的なことは言いたくない」と、チームの勝利に徹する。
今月初めて5番に座ってから2夜連続の暴れっぷりにも「意識はない。どこでも自分のバッティングをするだけ」と頼もしい。今シーズンは巨人戦で断トツの12本塁打を量産中。勝利にはつながらなかったが、背番号99が、クライマックスシリーズ(CS)もにらみながら首位ジャイアンツにさらなる恐怖を与えていく。