エンゼルス・大谷が左膝手術 今季の残り試合を欠場へ

日本時間9月13日、エンゼルスは大谷翔平が日本時間9月14日にロサンゼルスで左膝の手術を受け、今季の残り試合を欠場することを発表した。大谷は今季、左膝の不調により戦列を離れることはなかったが、左膝の状態が思わしくないなかでプレイを続けていたようだ。全治まで8~12週間ほどかかる見込みとなっている。

今回の左膝の手術により、トミー・ジョン手術からの復帰1年目となった大谷のメジャー2年目のシーズンが終わりを迎えた。現在25歳の大谷は、今季106試合に出場して打率.286、20二塁打、5三塁打、18本塁打、62打点、12盗塁、出塁率.343、長打率.505、OPS.848をマーク。後半戦は不調に苦しみ、53試合で4本塁打に終わったが、日本時間9月12日のインディアンス戦で放った今季18号アーチは、初速114.4マイルを計測し、キャリア最速の本塁打となった。

大谷は、来季の投手としての復帰に向けて、ブルペンでの投球練習をスタートし、投球の強度を徐々に上げていたが、そのなかで左膝の不調を感じる場面が増えていったようだ。今後は、左膝のリハビリが完了するまで、投球練習をストップすることになる。2~3週間後には下半身を使わないトレーニング、およそ10週間後にはマウンドからの本格的な投球練習を再開できる見込みである。

当初、エンゼルスはトミー・ジョン手術からのリハビリが完了するまで、左膝の手術を先延ばしにする方針だったという。しかし、ここにきて左膝の不調に悩まされるシーンが目立つようになり、エンゼルスは無駄なリスクを回避するために、大谷に手術を受けさせることを決断したようだ。

来季の大谷は、1週間に1度のペースで先発し、1週間に4試合程度、指名打者として出場することが計画されている。今回の手術決断は、万全の状態での本格的な二刀流再開を見据えたものであると言えるだろう。来季、大谷が万全の状態でグラウンドに戻ってきてくれることを期待したい。

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