利長公の遺徳しのぶ 高岡で顕彰祭

顕彰祭で献花する加賀前田家18代当主の利祐さん(中央左)

 高岡開町の祖で加賀前田家2代当主、前田利長の顕彰祭が13日、高岡市関の国指定史跡前田利長墓所で行われ、前田家ゆかりの人たちや関係者らが遺徳をしのんだ。

 利長が1609(慶長14年)の同日に高岡に入城したことにちなんで、前田利長公遺徳顕彰会(会長・高橋正樹高岡市長)が毎年実施している。

 高橋市長があいさつし、茶道裏千家淡交会高岡支部の在田吉保支部長が茶を供えた。加賀前田家18代当主の前田利祐さんや前田土佐守家14代当主の前田直大さんら出席者が献花した。

 地元の「ながれ雲を歌う会」が「瑞龍寺讃歌」を歌い、国宝瑞龍寺(同市関本町)の四津谷道宏住職が読経した。顕彰祭後、墓所は一般開放された。

前田利長墓所で行われた顕彰祭
「瑞龍寺讃歌」を歌う「ながれ雲を歌う会」のメンバー

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