見せるぞ!五輪ダンス 14日魚津 経田小運動会

五輪シンボルの隊形になって踊る子どもたち

 ■岡崎さん振り付け 「速く・高く・強く」表現

 来年の東京五輪を前に、魚津市経田小学校の1~3年生は14日、同校の運動会で、五輪をテーマにしたダンスを披露する。振り付けした岡崎明子さん(77)=同市東尾崎=は、1964年の東京五輪のメダリストに憧れ、長年リズム体操に打ち込んできた。約半世紀ぶりの東京開催を喜び、子どもたちに五輪に親しんでもらおうと、聖火リレーの動きなどを盛り込んだ。 (新川支社・松下奈々)

 岡崎さんは、子どもの頃から、東京五輪の体操女子団体銅メダリストになった池田敬子さんと小野清子さんに憧れてきた。体育大に進学する夢は1956年の魚津大火で自宅を失って断念したが、結婚後に体操を再開。以来約40年、リズム体操の指導普及に力を注いできた。

 ダンスでは「より速く、より高く、より強く」という五輪のモットーを「走る、跳ぶ、こぶしを突き出す」という動きで表現する。子どもたちはピンクや青色のポンポンを手に5色の輪をつくり、グラウンドに大きな五輪を描く。

 岡崎さんは「『来年の東京五輪を応援しよう』という思いを込めた。子どもたちには好きなスポーツに打ち込んで、五輪を目指してほしい」と語る。3年の米田結里愛(ゆりあ)さん(9)と平田小百合さん(9)は「本番は間違えずにしっかり踊りたい」「東京五輪では水泳を見たい」と話し、熱心に練習していた。

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