プロが漫画の手ほどき 氷見・漫画体験イベント

ミカンをイメージした帽子をかぶった樫本さんにアドバイスを受けながら楽しそうに漫画を描く子どもたち

 氷見市の漫画体験イベント「キトキトまんがチャレンジ!!」は14日、市漁業文化交流センターで開き、市内外の子どもや保護者ら29人がプロの漫画家から描き方の手ほどきを受けた。

 氷見市は漫画家、藤子不二雄(A)さんの出身地として「まんがのまちづくり」を進めている。漫画と氷見の魅力に触れながら、思い出をつくってもらおうと企画した。小学館の月刊コロコロコミックで「学級王ヤマザキ」や「コロッケ!」などを連載した樫本学(まな)ヴさんを講師に招いた。

 樫本さんは小学4年から漫画を描き始め、藤子(A)さんの「まんが道」に影響を受けたと紹介。ホワイトボードに漫画を描きながら表情のつけ方、キャラクターの作り方などを説明した。参加者はノートに印刷された樫本さんのキャラクターに表情を付けたり、自由に描いたりした。比美乃江小4年、津里(つり)昌紀君は「キャラクターに特徴を出すことが勉強になった。うまく描けた」と話した。

 氷見特産のかまぼこに全員でオリジナルの絵付けをしたほか、藤子(A)さんの作品を紹介している市潮風ギャラリーも訪れた。

ホワイトボードにキャラクターを描き、表情のつけ方を説明する樫本さん
かまぼこに絵付けする子どもたち

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