イオンモール高岡(高岡市下伏間江)が14日、増床リニューアルオープンした。既存棟の隣に66の専門店が入る西館を新設し、計約200店舗が並ぶ北陸最大級のショッピングモールになった。大型のファッションゾーンや最先端のアミューズメント施設、900席のフードコートを備え、午前10時の開店直後から大勢の人でにぎわった。
「飛越能の交流拠点」を掲げ、幅広い世代が買い物だけではなく、体験を楽しむ空間づくりを重視。既存棟も改装し、全体で77店舗が新たに出店した。商圏を半径20キロから30キロに広げ、年間来店者数は200万人増の900万人を目指す。
オープン式典で、イオンモールの岩本馨副社長は「子どもからお年寄りまでが楽しめる施設になった」とあいさつ。高橋正樹高岡市長は「イオンモールを拠点として人がダイナミックに行き交うまちづくりを進めたい」と祝辞を述べた。
県内ではショッピングセンターのファボーレ(富山市婦中町下轡田)も10月19日に増床リニューアルを控える。東西の2大商業施設の勢力拡大は県内の商業地図を塗り替える可能性があり、集客や従業員確保を巡る競争は他の大型店や商店街を巻き込んで激しさを増しそうだ。