現代作家の名品紹介 樂翠亭美術館

現代作家による茶わんや絵画、オブジェが並ぶ会場

■絵画など100点

 樂翠亭(らくすいてい)美術館(富山市奥田新町)のコレクション作品を展示する「折々の美 季/彩/形」が14日、同美術館で始まった。1年を3期に分けて開く企画の第1弾で、現代作家32人によるオブジェや絵画など名品約100点を並べている。12月26日まで。

 会場入り口には、花をモチーフにした村上隆さんのオブジェを設置。高さ、幅約1.6メートルで、カラフルな色合いが目を引く。

 草間彌生さんのカボチャを題材にした絵画は、細かい水玉模様で表現され存在感がある。十五代樂吉左衞門(らくきちざえもん)さんの茶わんは、伝統の中にモダンな雰囲気を醸し出している。同展の第2弾は来年1~5月、第3弾は5~9月の開催を予定している。北日本新聞社共催。

 「-素材の魅力-acrylicバッグ・アクセサリー展」も同日、同美術館ミニギャラリーで始まった。デザイナーの坂雅子さん(東京)が手掛けるブランドの商品を紹介している。9月30日まで。北日本新聞社後援。

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