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南砺市福光地域の中山間地、西太美地区の住民らでつくる「山ぶどう研究会」は15日、耕作放棄地を活用して設けた同市小二又(福光)のヤマブドウ畑で、地元の児童らを招いて収穫体験会を開いた。ワインなどに加工して販売しており、会員組織を今年発足させるなど、活動の充実を図っている。 (福光・城端支局長 湯浅晶子)
地元に多く自生するヤマブドウを活性化の起爆剤にしようと、耕作放棄地を利用し、4年前に栽培を開始した。約1ヘクタールの畑に苗木370本を植え、昨年初めて収穫。ワイン「アッタラモーニ」を福井県のワイナリーに委託して400本醸造し、完売した。
豊作の今年は昨年の100キロを大幅に上回る400~500キロの収穫を見込む。この日は地元住民ら50人が、熟した実をはさみで丁寧に刈り取った。1500本分のワインの生産を目指し、12月上旬に発売する。
ワインの情報発信と応援拡大につなげようと、「医王の恵みの会」を発足させた。1口1万2千円で、ワイン2本が届けられるほか、バーベキューなどにも参加できる。
川辺邦明会長は「イノシシのすみかにもなっていた耕作放棄地を住民たちで畑にしてつくったこだわりのワイン。多くの人に味わってもらいたい」と話している。
恵みの会の問い合わせは山本隆一さん、電話090(3764)1327。