源平倶利伽羅合戦に大勝した木曽義仲の戦勝祈願にちなんだ「宮めぐり神事」が15日、小矢部市の埴生護国八幡宮であり、氏子らが地域の繁栄を願った。
1183(寿永2)年の源平倶利伽羅合戦で、義仲は同八幡宮で戦勝を祈願し、平家の大軍を破った。その後同八幡宮に戦勝参りしたという。戦勝祈願にちなんだ神事は市指定無形民俗文化財で、「とやまの祭り百選」にも選ばれている。
道の神様を祭る「道祖幣(どうそへい)」を手にした氏子を先頭に、宝物箱を持ったはかま姿の石動小学校の児童らと青年団員の武者姿の若者が列になってゆっくり進み、社殿の縁側を7回り半歩いた。最後に武者姿の若者たちが本殿に勇ましく駆け込み、神事を締めくくった。