敬老の日 最高齢108歳の女性を祝福 諫早市

宮本市長(右)から花を受け取る森さん=諫早市、ケアホーム栄田

 諫早市の宮本明雄市長は15日、栄田町のケアホーム栄田を訪問し、108歳で市内最高齢の森公枝さんに花を贈り長寿を祝福した。
 宮本市長は「今年もお会いできてうれしい。これからも元気な姿を見せてください」と話し掛け、森さんはほほ笑んだ。会話は難しいため、同席した長女の坂上晴子さん(78)がお礼を述べた。
 森さんは原爆で夫を亡くした後、得意の英語を生かして農林省(当時)のタイピストや中学の英語教師として勤め、娘2人を育て上げた。坂上さんは取材に「キリスト教徒の母からは、常に感謝する心を忘れず、辛いことがあってもため息をつかない強い生き方を学んだ」と振り返った。
 市高齢介護課によると1日現在、市内の100歳以上のお年寄りは102人(男11、女91)。

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