またもカブス打線爆発 3試合合計47得点でスイープ

【パイレーツ6-16カブス】@リグリー・フィールド

ナ・リーグ中部地区で逆転優勝を目指すカブスは、17対8、14対1で大勝した過去2試合に続いて打線が爆発。3回表の守備中に主力打者の1人であるアンソニー・リゾーが右足首を痛めて負傷交代するアクシデントがあったものの、リゾーを欠いた打線が奮起し、19安打16得点の猛攻でパイレーツ3連戦をスイープした。2番ニコラス・カステヤーノス、3番クリス・ブライアント、4番カイル・シュワーバーがいずれも3安打を放ち、2/3イニングを無失点に抑えた2番手のブラッド・ウィークがメジャー初勝利をマーク。パイレーツ先発のトレバー・ウィリアムスは3回途中6安打7失点で今季7敗目(7勝)を喫した。

初回にブライアントの30号3ランで先制したカブスは、3回表に5点を奪われて逆転を許したものの、3回裏にブライアントの31号ソロ、トニー・ケンプの2点タイムリー三塁打などで5得点。その後もイアン・ハップの6号2ラン、シュワーバーの36号2ラン、ジョナサン・ルクロイの8号ソロなどで得点を重ね、16対6で大勝した。ブライアントはメジャー最初の5シーズンで合計138本塁打となり、アーニー・バンクスが持つ球団記録を更新。また、同一カード3連戦での合計14本塁打は球団新記録となった。さらに、同一カード3連戦での合計47得点は、1894年以降では球団史上最多の数字。3試合連続14得点以上は、1900年以降では史上5チーム目の快挙である。連日の打線爆発で、首位カージナルスとのゲーム差は2に。直接対決7試合を残しており、逆転優勝が現実味を帯びつつある。

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