いよいよ今週から2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージが始まる。
そこで今回は初めてCLに挑戦する「5人のルーキー」を紹介したい。
ニコロー・バレッラ(インテル)
カリアリでは若くしてチームの中心としてプレーしていたバレッラ。イタリアの新星MFに多くのビッグクラブが注目していた中、今夏インテルが獲得に成功した。
初のビッグクラブ移籍となった彼にとって大きいのは今季初めてCLに出場できる、ということだろう。そのグループステージ同組にはバルセロナ、ドルトムントと難敵が並んでいる。
決勝トーナメント進出に貢献できれば、自身の価値をさらに高めることができるはずだ。
ヘナン・ロディ(アトレティコ・マドリー)
今夏アトレティコ・パラナエンセからアトレティコ・マドリーへやってきたブラジル人DFがロディである。
今季は同郷、フィリペ・ルイスの後釜として左SBのファーストチョイスとなりそうだ。ヨーロッパ初挑戦のため、もちろんCLも彼にとって初となる。
グループステージ同組には昨季の対戦も記憶に新しいユヴェントスがおり、アトレティコとしては必ずリベンジを果たしたいはず。ロディは初めての欧州カップ戦で男を見せられるのだろうか。
アレハンドロ・ゴメス(アタランタ)
31歳にして初のCL挑戦となったのがアタランタのエース、アレハンドロ・ゴメスだ。セリエA屈指の10番でありながら、アタランタという中堅クラブで長くプレーしていることもあってCLの舞台に立った経験はなかった。
しかし昨季はサパタ、イリチッチらと強力な攻撃陣を形成、クラブ史上初となるCL出場権獲得に大きく貢献し、自身も今季初出場することとなった。
グループステージではシティと同組であり、ベテランルーキーの活躍に期待がかかる。
タミー・エイブラハム(チェルシー)
チャンピオンシップで得点を量産し、チェルシーにレンタルバックしたエイブラハム。ランパードに開幕からストライカーとして固定され、リーグ戦4試合で4得点と奮闘している。
補強禁止処分の影響もあり、層が薄いチームでCLに臨むこととなるチェルシーだが、グループステージでは昨季ベスト4のアヤックスを始めとする強豪らと同組になった。
エイブラハムにとって初めてのCLは厳しい戦いになることが予想されるが、初ゴールでチームを勝利に導きたいところだ。
バンジャマン・パヴァール(バイエルン)
フランス代表としてロシアW杯で優勝に貢献したDFパヴァールは今夏バイエルンへのステップアップを果たした。
それによって今季はキャリアで初めてCLを戦うことになる。大舞台で若くして結果を残した実力者だけにヨーロッパの舞台でも活躍が期待される。
しかし、グループステージで立ちはだかるのは昨季のファイナリストであるトッテナム。1位通過で弾みをつけたいバイエルンの一員として、パヴァールはロシアのときのようなプレーを見せられるか注目である。