被害者が加害者に!? 「あおり運転」アンケート結果を公開

海外でのあおり運転事情とは|世界をめぐる自動車評論家に聞いてみた ※画像はイメージです

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あおり運転に関するアンケート調査を公開

登録会員数が180万人を超える地域コミュニティーサービス「マチコミ」や児童見守りサービス「みもり」を運営するドリームエリアは、「あおり運転」に関するアンケート調査を行い、調査結果を公開した。

3割以上の方が「最近、あおり運転を受けたことがある」と回答

「あおり運転」に関するアンケート調査結果
「あおり運転」に関するアンケート調査結果

「最近、あおり運転を受けたことがありますか?」という質問に対しては3割以上の方が「ある」と回答し、その時期は「1年以内」と答えた方が多い結果となった。あおり運転に関しては先日、大きな事件が起きたばかりだが、この1ヶ月以内に12%の方があおり運転を受けたと感じていることが分かった。

受けたあおり運転は「車間距離をつめられた」

具体的に「どんなあおりを受けましたか?」という質問に対しては、「車間距離をつめられた」(87%)が圧倒的に最多の結果となった。また併走して叫ばれたり、前に出て急ブレーキを踏まれたりといった経験がある方も少なくないことが見て取れる。

約8割が「運転中にイライラすることがある」と回答

「あおり運転」に関するアンケート調査結果

一方で「運転中にイライラすることがある」と回答した方は、「頻繁にある」(4%)、「たまにある」(73%)と合わせておよそ8割となった。多くの方が運転中にイライラした経験をしていることが想像される。

また、「運転中にイライラすることがある」と回答した方に対して、「イライラした時にしてしまったこと」を尋ねたところ、「急加速したりスピードを出したりした」(6%)、「クラクションを鳴らした」(5%)等の回答が挙がり、この結果からは、およそ3人に1人の方が、加害者になりかねないとも言える行動を取っていることが分かった。

あおり運転の被害者である一方で、加害者になる可能性も?

「あおり運転を1年以内に受けたことがある」と回答し、かつ「運転中にイライラした時に、何かしらの行為を行なった」方は約3割という結果になった。

自身が被害者である一方、加害者にもなる可能性のある行為を取っていることがわかる。

「あおり運転」に関するアンケート調査結果
「あおり運転」に関するアンケート調査結果

ドライブレコーダーを装着している方は3割にとどまる

ドライブレコーダーに関しては、装着している方は、30%ほどにとどまった。その一方で、「今後装着する予定」(39%)と回答した方が約4割にのぼり、あおり運転に対しての警戒感が高まっているとも見て取れる。

あおり運転への対策は、ドライブレコーダーと自分の気持ちの余裕

「あおり運転に関して必要だと思う対策」をフリーコメントで質問したところ、ドライブレコーダーで対策するというコメントが多く見られた。また、譲り合いの気持ちなど、運転している自分自身の気持ちにも余裕が必要だと回答した方も目立った。(以下、自由回答より一部抜粋)

■ドラレコがないときは携帯で撮影するなどして証拠を残し、なるべくあおり運転の車と違う道に出れるようにするか、お店などの駐車場に入り警察に電話

■冷静に車を寄せて、さっさと先に行かせるのが大事だと思います

■自分のことだけではなく、周りにも気をつけて、譲り合いの気持ちで、時間に余裕を持って運転する

■自分自身も、マナーを守る

■自分はされない…と思わない。されるかもの前提をもち、対処法を頭に入れておく

調査概要

■調査対象期間:2019年8月29日~2019年9月3日

■調査方法:インターネット調査

■調査対象:「マチコミ」利用者(未就学児から大学生までのお子様がいらっしゃる保護者の方)

■有効回答者数 4万3579名

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