大相撲秋場所10日目は17日、東京・両国国技館であり、西前頭2枚目の朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は東前頭6枚目の志摩ノ海(木瀬部屋)を一気に寄り切って8勝2敗とし、初優勝した夏場所以来2場所ぶりの勝ち越しを決めた。1敗だった平幕の隠岐の海(八角部屋)と明生(立浪部屋)が共に敗れ、朝乃山ら5人がトップに並んで終盤戦を迎える。
同じく2敗だった関脇の御嶽海(出羽海部屋)と貴景勝(千賀ノ浦部屋)はそろって白星。5人が並走する展開となり、朝乃山は「まだ5日間残っている。これからが勝負だ」と気を引き締めた。
11日目の18日は東前頭筆頭の北勝富士(八角部屋)と対戦する。