9月17日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦するレッドブル・KTM・アジョは、鳥羽海渡を2020年に起用すると発表した。
鳥羽は2013年に全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦。翌2014年にはアジア・タレント・カップに参戦して初代チャンピオンを獲得した19歳の日本人ライダーだ。
2015~2016年はCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスとレッドブル・ルーキーズ・カップへ参戦し、2017年からはホンダ・チーム・アジアからロードレース世界選手権Moto3クラスにエントリーしている。
Moto3クラスフル参戦3年目となる2019年は、開幕戦カタールGPでキャリア初優勝に輝き、第13戦まででフロントロウを4度獲得する活躍を見せている。
2020年はホンダ・チーム・アジアを離脱し、KTMのファクトリーチームであるレッドブル・KTM・アジョに移籍。鳥羽はホンダからKTMのマシンに乗り換えることとなる。
鳥羽は「2020年シーズンにレッドブル・KTM・アジョに加わることができとてもうれしいです。このチームは過去に素晴らしいライダーがいて、タイトルを獲得しているからチームの一員になれることが光栄です」とコメント。
「彼らと仕事をすることを楽しみにしています。来年は、可能な限りベストリザルトを残すために、毎レースすべてのセッションで競争力を持つことが目標です」
レッドブル・KTM・アジョのチームマネージャーであるアキ・アジョは「来シーズン私たちのチームに海渡を迎えることができ嬉しいよ」と以下のように語った。
「彼は、レッドブル・ルーキーズ・カップとアジア・タレント・カップに参戦していた時から見えたように、若くて才能がある。世界選手権でも大きな可能性を見せており、今シーズンは表彰台を獲得している」
「Moto3クラスはとても競争力が激しくタイトだから、競争力があるスタイルの経験豊富なライダーが必要だ。今シーズン、トップポジションで戦うことを期待している」