県産材ウイスキーだるにガマ刈り取り 若鶴酒造など 

ガマを刈る稲垣さん(左)と山崎さん

 若鶴酒造(砺波市三郎丸)、島田木材(南砺市山見・井波)、山崎工務店(同)は17日、砺波市柳瀬の畑で、ウイスキーだるの側板や鏡の板の継ぎ目をふさぐための植物「ガマ」を収穫した。

 3社は南砺市利賀地域のミズナラを用いたウイスキーだるを開発した。液漏れを防ぐガマも地元産にしようと昨年9月から柳瀬の休耕田で栽培し、初めて収穫した。

 約100平方メートルの畑で稲垣貴彦若鶴酒造取締役、島田優平島田木材社長、山崎友也山崎工務店専務がガマを刈った。たる約100本分の収穫を見込んでいる。若鶴酒造の三郎丸蒸留所で洗って乾燥させ、約半年かけて材料に仕上げる。

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