高岡の女性空手家の堀田 ボクシングで五輪目指す

全日本女子選手権に向けて練習に励む堀田(左)=東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)

 空手家とアマチュアボクサーの二刀流で活躍する高岡市の堀田千宴子(39)が、10月16~20日に北海道である第18回全日本女子ボクシング選手権に出場する。東京五輪の代表選考を兼ねており「目標に向かって頑張る姿を見てもらいたい」と意気込みを語った。

 空手道を始めたのは小学1年の時。相手を直接打撃するフルコンタクトで日本代表に選ばれたこともあり、現在はNPO国際社会教育武道連盟「空手道 千山道場」の代表を務める。ボクシングは空手道に生かそうと20代前半に取り組んだ経験があり、長女と一緒に大会に出たいとの思いから2017年に競技を再開した。

 東京五輪に出場するためには、同選手権で優勝し、来年のアジア・オセアニア大会で上位2位以内に入る必要がある。17日は東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)で練習を公開し、「目の前の大会に向けて目いっぱい頑張りたい。関わってくれた人たちに少しでも恩返しできたらいい」と話した。 (西部本社・田辺泉季)

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