Off time vol.25 -成功者の横顔- 会社または商店など、トップで 活躍する人のオフタイムはどんな顔を 持っているのでしょう。オフタイムから 垣間見るトップの顔をご紹介します。

現在、そして未来の設計図を描くきっかけはバイク。
家族への愛と共に、夢を現実というゴールに向けて

今、レース中です。

西口さんの鈴鹿サーキット場でのレース風景。20歳でバイクからカートに乗り換えたが、やはりバイクの方が自分に合っていると感じたそう。

【今月の人】LOOK Body Works 代表

西口 宗仁さん

プロフィール:滋賀県出身。30歳。高校卒業後、県内の板金塗装会社に就職。5年前から独立のための場所を借りて、勤めながら板金塗装の仕事を始める。昨年、正式に独立し板金塗装会社を興す。同年代のスタッフ二人と共に3人で仕事をしている。

バイクレースの趣味は父の影響で小学校から始め、中学生の時に50ccのミニレースに出場。レーサーの夢は断念するが、常にバイクやモーターに接する現在の仕事を選択。車屋ショップとしても広げ、家族と共に仕事ができるような全く違う事業も展開したいと夢を広げている。

【滋賀県中小企業家同友会会員】

板金塗装の会社を昨年設立したばかりの30歳の若き代表、西口宗仁さん。現在は同世代の若い二人のスタッフと三人で仕事をしています。西口さんは高校で建築塗装の勉強をして、直ぐに県内の板金塗装会社に就職。若いながら人生設計はしっかりできていました。「僕の計画では25歳で独立を考えていたんです。実際は25歳で仕事をしながら独立の準備にかかり、27歳で結婚、28歳で子どもをつくり、29歳で独立なので、計画より少し遅くなったんですね」と話す西口さん。この仕事は自分の天職と考えたのは10代の時で、独立も既に頭に描いていました。板金塗装を仕事に選んだのは、趣味が引き金です。西口さんの趣味はサーキット場でのバイクレース。小学生の時にバイク好きの父にサーキット場に連れて行ってもらったことがきっかけとなります。中学2年生の時には50㏄のミニレースに出場。だんだん頭角を現してきます。しかし、上のクラスで試合に出場するにつれて、レーサーの厳しい世界を知る事になります。「もちろん、レーサーになりたいと思っていました。上には上がいるんですよね。だから高校生になるときには、レーサーになることはきっぱりと諦めたんです。でも好きなバイクや車といったモーター関係を扱いたいと言う気持ちがあったんです」。モーターに常に触れることのできる車関係の板金塗装をしたいと思い、高校では建築関係の塗装を勉強する専門コースを選びます。ほぼ計画通りの人生設計で、順調に進んで来ている西口さん。そこには、彼の仕事への強い信念と決意、そして家族への愛があるのです。現在、家族がばらばらで暮らしているので、将来は板金塗装だけでなく、車屋ショップとして枠を広げ、姉達でもできるような商品販売の事業が展開できればと夢を描いています。「スタッフも今は独身で若いですが、将来は家族を持つでしょうから、会社組織にしていくことを優先に考えないといけません。だから経済同友会に入って経営の勉強させてもらっています」。仕事が軌道に乗るのは並大抵のことではなく、趣味のバイクレースは所属チームの走行会に年2回参加する程度だという西口さん。仕事場の入り口には、常に彼の現在、そして未来の設計図を描くきっかけとなった600㏄のバイクが見守っています。

600ccホンダのバイク。

広々した仕事場で作業する様子。


LOOK Body Works

湖南市石部西2丁目5-27

TEL.0748-69-6478

FAX.0748-69-6479

■情報誌「自悠時間」2015年3月掲載

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