「ばれなければ大丈夫…」 男子高校生買春で小学校長逮捕 「性的欲望を抑えられなかった」

神奈川県警本部

 県警少年捜査課と幸署は18日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、新潟県長岡市立小学校校長の男(58)=同県柏崎市=と、会社員の男(37)=川崎市川崎区鋼管通1丁目=の両容疑者を逮捕した。同課によると、両容疑者とも容疑を認めている。

 逮捕容疑は、共謀して3月23日、大阪市のホテルで大阪府に住む高校2年の男子生徒(17)に金銭を渡す約束をしてわいせつな行為をした、としている。

 調べに対し、校長の男は「性的欲望を抑えられず、ばれなければ大丈夫と安易に考え買春した」と供述。「児童を守るべき立場の職に就きながら違法行為をして後悔の思いしかない」とも話しているという。

 同課によると、両容疑者は男子生徒が配信サイトに公開した動画をきっかけに知り合い、昨秋ごろから3人で連絡を取り合うようになった。当日は3人で大阪市内のテーマパークで過ごした後、ホテルに入ったという。校長の男がホテル代を支払い、会社員の男は5万円分の電子マネーを男子生徒に渡していた。

 県警が今年7月、中学の男子生徒にわいせつな画像をスマートフォンに送らせたとして、校長の男の自宅を同法違反(児童ポルノ製造)容疑で捜索。押収したスマホの捜査などから今回の容疑が発覚したという。

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