神奈川県警愛川町で6月、窃盗などの罪で実刑判決が確定した男が刑務所への収容を拒んで逃走し、4日後に潜伏先の横須賀市のアパートで身柄を確保された事件で、横浜地検は18日、男をアパートでかくまった建築業の男(39)=犯人蔵匿と覚せい剤取締法違反の罪で公判中=を窃盗の罪で追起訴した。地検は認否を明らかにしていない。
起訴状によると、建築業の男は3月30日、同市内の駐車場に止めてあった乗用車1台(時価計約30万円相当)と車内にあった通帳1通を盗んだ、としている。
逃走事件は6月19日に発生した。愛川町田代の無職の男(43)=公務執行妨害や犯人蔵匿教唆などの罪で公判中=が、収容のため自宅を訪れた地検職員らに刃物を示して威嚇し、車で逃走。同23日朝、逃走した男が建築業の男のアパートにいるところを発見され、確保された。