【台風15号】船舶3分の1「走錨」か 神奈川県内の東京湾、原因の事故4件

東京湾で錨泊している貨物船。台風15号では走錨して衝突する海難事故も発生した=9日午後0時20分ごろ、横浜港・南本牧ふ頭沖

 台風15号が首都圏を直撃した際、東京湾に停泊していた345隻のうち、3分の1にあたる107隻が錨(いかり)を降ろしたまま強風で流される「走錨(そうびょう)」した可能性があることが、第3管区海上保安本部(横浜)の調べで分かった。

 対応が適切に行われなかったため漂流し、衝突などの海難事故が横浜港など県内港湾で4件発生。3管は当時の船舶の動静を分析し、今後の安全確保に役立てる。

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