今週開幕した2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。
ここでは、UEFA公式による「今大会に出場する予算に優しいお手頃DFたち」を見てみよう。限られた予算内でチームを組む『UCLファンタジー』上でお買い得という意味のようだ。
オレクサンドル・ジンチェンコ(マンチェスター・シティ)
怪我がちなバンジャマン・メンディはいまだにジョゼップ・グアルディオラ監督のプランに戻れていない。
それによって、ジンチェンコは左サイドバックとしての地位を確立するチャンスを与えられた。
プレミアリーグ4試合に先発しており、シーズン序盤でいいパフォーマンスを見せている。
昨季の彼はCL4試合にスタメン出場し、2つのクリーンシートと1アシストを記録。シティの最終ラインに安価なルートを提供できるうえ、攻撃面での貢献も可能だ。
ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)
昨季は500万ユーロ以下の選手として、最も「UCLファンタジーポイント」を稼いだタグリアフィコ。
ピッチの両端で脅威を提供できることを見せつけた。3度のクリーンシートを記録し、同じく3度相手のゴールネットを揺らした(3得点)。
ゴールを脅かすだけでなく、今季のエールディビジでもすでにアシストを記録している。
イスマイリー(シャフタール)
2018-19シーズンのCL、シャフタールのクリーンシートはゼロだった。
ただ、この攻撃的左サイドバックは2ゴール・3アシストと攻撃面でそれを補ってみせた。
もし彼が攻撃面での熟練さを保ち、チームもいくつかのクリーンシートを保てれば、イスマイリーはその優れたコスパを見せつけるだろう。
ヤロスラフ・ラキツキー(ゼニト)
3年ぶりにCLに戻ってきたゼニト。国内リーグで見せる堅守さを欧州の舞台でも発揮することを狙っている。
ロシア1部リーグでは8試合時点で5度のクリーンシートを達成。
1月にシャフタールから移籍したラキツキーは後半戦だけで3ゴールを決めている。
ブランドン・メヘレ(クルブ・ブルッヘ)
LASKリンツとのプレーオフを制したブルッヘは2年連続、ここ4年で3度目のCL出場。
2018-19シーズンは守備が素晴らしく、アトレティコ・マドリー、ドルトムント、モナコとのグループステージで3度のクリーンシートを記録した。
メヘレは最も安価なDFのひとりであり、他のポジションに資金を割り当てることができるだろう。