アフリカで被爆の実相紹介 森下さん23日報告会 原爆資料館で

平和活動報告会の開催を発表した森下さん(右)=長崎市役所

 アフリカで被爆の実相を伝える平和活動に取り組んだ森下雄一郎さん(42)=広島県=が23日午後1時半から、長崎市平野町の長崎原爆資料館で活動報告会を開く。
 森下さんは兵庫県出身。元海外プロバスケットボール選手。今年1月に広島県に移住し平和活動を始めた。6~8月にエチオピアなどアフリカ12カ国30地域を訪問。教育機関や教会などで被爆の実相を伝える資料やポスターの展示会を開き、自身が広島と長崎で撮影した被爆者のビデオメッセージも紹介した。
 報告会では、活動の様子を伝える写真を展示し、ドキュメンタリー映画も上映する。森下さんは18日、支援者で長崎の証言の会の森口貢事務局長(82)と市役所で会見。「平和活動に答えはない。こういう活動もあると知ってもらえたら」と話した。
 入場無料。問い合わせは森下さん(電070.1822.2050)。

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