アストロズが100勝一番乗り ポストシーズン進出決定

【レンジャーズ2-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アストロズは、5回裏にユリ・グリエルの30号2ランで先制し、1点差に迫られた直後の7回裏にはホゼ・アルトゥーベが貴重な追加点となる29号ソロ。その後のレンジャーズの反撃をロナルド・グスマンの10号ソロによる1点のみに抑え、3対2でレンジャーズとの接戦を制した。勝利したアストロズは、今季両リーグ一番乗りで100勝に到達し、99勝53敗で並んでいたヤンキースがエンゼルスに敗れたため、勝率では両リーグ単独トップに浮上。また、3年連続のポストシーズン進出が決定した。8回2失点のゲリット・コールが今季18勝目(5敗)、1回無失点のロベルト・オスーナが今季35セーブ目をマーク。レンジャーズ先発のコルビー・アラードは、5回2失点の力投を見せたが、今季初黒星(4勝)を喫した。

アストロズがポストシーズン進出を決めた一戦では、様々な記録が誕生した。3年連続100勝以上は1929~31年のアスレチックス、1942~44年のカージナルス、1969~71年のオリオールズ、1997~99年のブレーブス、2002~04年のヤンキースに続いて史上6チーム目の快挙であり、グリエルが30号2ランを放ったことにより、球団史上2度目となる「30本塁打以上3人」を達成。前回の2000年にはモイゼス・アルー、ジェフ・バグウェル、リチャード・ヒダルゴの3人が30本塁打以上を記録したが、この試合で29号ソロを放ったアルトゥーベが本塁打をあと1本放つと、球団初の「30本塁打以上4人」となる。また、10個の三振を奪ったコールは、球団史上3人目(4度目)となるシーズン300奪三振を達成。現役選手では2015年のクレイトン・カーショウ(ドジャース)、2017年のクリス・セール(レッドソックス)、2018年のマックス・シャーザー(ナショナルズ)に続いて4人目の快挙となった。

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