人口増、都市化が目覚ましい草津市ですが、意外にも良質の土壌と交通の便の良さから、
今でも広大な規模で野菜や米などが作られています。
旧草津川が決壊してできたといわれる沖積層の砂質土壌と温暖な気候。北山田は、古くから野菜の栽培が盛んに行われ、大正時代には京都の漬物屋へ卸す草津市伝統野菜「山田ねずみ大根」の一大生産地でもありました。
昭和34年に本格的な施設園芸化への取り組みが始まり、昭和55年頃からビニールハウスが建設されました。
現在では約2000棟にも及ぶビニールハウス群となり、その規模は西日本最大級といわれています。
見渡す限り広がる白波のような菜園風景は、草津八大名所に数えられています。
ぶらり発見!
JA草津市
農畜産物交流センター 草津あおばな館
「草津あおばな館」には、近隣農家やビニールハウスで作られた採れたての野菜や特産品が毎日届けられています。安くて新鮮な食材を求め、地元民はもちろん、他府県からも足を運ぶお客さんで連日にぎわいを見せています。
ビニールハウスで栽培 草津の特産品
鮮やかな紫の「紅彩菜」
ピリッと爽やか「愛彩菜」
紅彩菜 | 中島さん
サラダや浅漬け、おひたしに
水菜の仲間である「紅彩菜」は、茎の部分が美しい紫色をしています。味にくせがなく、どんな料理にも合い、目に良いといわれるアントシアニンが豊富に含まれています。
愛彩菜 | 中島さん
生も美味しいが、天ぷらも最高!
“皆さんに愛される草津野菜に”と中島さんが「愛彩菜」の名付け親に。わさび菜の一種なので爽やかな辛みを感じます。カルシウムが多く含まれ、育ち盛りの子どもたちにも良い野菜として学校給食にも取り入れられています。
「愛彩菜」の収穫体験ができます!
主婦の方や学生、子どもたちの体験学習にも最適。
時期によっては体験できない場合もありますので、随時お問い合わせを。
【お問い合わせ先】
JA草津市 野菜センター
TEL 077-565-3005
北山田ビニールハウスで作られた、中島さんの愛彩菜もこちらで買うことができ、レシピも紹介されています。
スーパーでは見かけないような大きな大根やカブがどっさり! 形は不揃いでも新鮮で美味しい!
地元食材を使った手作り惣菜は近隣の主婦たちが心を込めて料理。
取材日には、自家製の草津メロンの粕漬や味噌も並んでいました。草津米を使った和菓子や寿司などはリピーターも多く評判!
JA草津市農畜産物交流センター
草津あおばな館
草津市下笠町3203番地 TEL 077-568-5000
営業時間 9:00~18:00
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
http://www.aobanakan.jp/