織田裕二「世界陸上ドーハ」は「何が起きるか分からない」

9月27日から10月6日までTBS系で生中継される「世界陸上ドーハ」の制作発表会見が行われ、メーンキャスターの織田裕二、中井美穂、スペシャルキャスターの高橋尚子が出席した。カタール・ドーハで行われる世界陸上競技選手権大会を現地から中継する織田は「想像がつかない大会になるんじゃないか。史上初の中東開催。今も気温42℃とほぼサウナ。湿度もあるし、夜も熱い。そして、選手たちがガラッと変わりました。何が起きるか分からない」と見どころをアピールした。

世界陸上競技選手権大会は2年に1度行われる陸上の世界一決定戦。今回は初の中東開催とあって、番組では「史上、最も熱い戦い」をテーマに、熱戦の模様を連日放送する。日本勢では、男子100mで9秒台をマークしているサニブラウン・ハキーム、桐生祥秀、小池祐貴の3人の活躍や、彼らがメンバー入りする男子4×100mリレーでのメダル獲得に期待がかかる。

初日から日本が誇る9秒台トリオが出場する男子100mが行われるとあって、織田は「こんなに楽しみなことはなかったです。9秒台が3人もそろうなんて。夢の100m決勝に日本人が立っている姿が見たい」と早くも興奮が抑えきれない様子。「サニブラウン選手は全く心配していません。小池選手は『世界リレー』でも世界のトップスプリンターの中で、ものすごくいい走りをしていたので、彼のマインドは大舞台向き。桐生選手は今まで一人で日本の陸上界を背負ってきたようなところもあったが、精神的にもすごく楽になったのでは。3人にすごく期待しています」と活躍を確信していた。

また、織田は「通常は五輪の前の年はベテランが活躍し、五輪を境に新人が出てくるのですが、今回は21歳を中心としたゴールデンエイジが大会を引っかきまわしそうです」と、世界の陸上界に大きな世代交代が起きることを予想。「中でも一番気になっているのが、アメリカのマイケル・ノーマン。お母さんは日本人なのですが、近い将来400mで世界新記録を出すはず。200mを走っても速いので、200、100でも出す可能性もある」と新たなスーパースターの登場にも注目していた。

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