おいでよ「夜市」 横浜中華街、ラグビーW杯訪日客を歓迎

きらびやかな電飾とともに深夜まで料理などが楽しめる夜市=横浜中華街

 20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)の観戦に訪れた外国人観光客などに試合後の夜の楽しみを提供しようと、横浜中華街(横浜市中区)は横浜国際競技場(同市港北区)で試合が行われる21日から11月2日までの7日間、「夜市」を開催する。市場通りを中心に、一部店舗が営業時間を延長するほか、電飾の点灯も時間を延ばし、エキゾチックな中華街の夜を楽しんでもらう。

 横浜観光コンベンション・ビューローが協力し、横浜での「ナイトタイムエコノミー」を促進するため、初めて開催。21.22日、10月12.13.26.27日、11月2日、市場通りを中心にした中華街の約30店舗が営業時間を午後11時まで延ばす。中華料理店のほか、土産物店などが参加する。

 また市場通りでは午後5時ごろから、大人から子どもまで楽しめるようタヒチアンダンスショーや、横浜のご当地アイドルのライブなどのパフォーマンスイベントも実施。さらに電飾時間を翌日の午前0時まで延長することで、「おもてなし」の気持ちを表現する予定だ。

 主催する横浜中華街発展会協同組合の段孝宗企画部部長は「訪日外国人客(インバウンド)などに、横浜は遅い時間まで安全に食事を楽しめることを示したい。今回の夜市を通して、来年の東京五輪・パラリンピックに向けても弾みをつけたい」と話している。

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