川崎市は10月12日、多摩川河口部で整備中の羽田連絡道路を船から見学する「インフラツアー」を開催する。橋脚などを間近に見ることができる貴重な機会となる。
羽田連絡道路は羽田空港とライフサイエンス分野の研究機関の集積が進む川崎区の殿町地区(キングスカイフロント)を片側1車線の橋で結ぶ計画で、道路延長は約840メートル、橋部分は約600メートル。市と都、国土交通省が協力して整備している。
開通時期は当初2020年7月とされていたが、河口部の土砂堆積が想定以上だったことなどから工事が遅れ、東京五輪・パラリンピック後にずれ込むとされている。現在は、川の中に建てた二つの橋脚の上に約10メートルの橋桁が取り付けられた状態。今後、この間を約80メートルの橋桁三つでつなぐ大掛かりな工事などが控えている。
ツアーは(1)午後1時45分川崎発(2)同2時45分羽田発(3)同3時45分川崎発-の計3回実施。各回定員は11人で、超過の場合は抽選。
問い合わせは、市多摩川施策推進課水辺活用担当電話044(200)0511。